2009年01月03日

人々は、物事の達成に必要なリソースは全て持っている

あけましておめでとうございますぴかぴか(新しい)

NLP Fieldの酒井です。
今日もこちらにお越し頂いてありがとうございます。

2009年になりましたね。
今年も、あなたにとってどんな豊かな一年になるのでしょうか?
楽しみですね♪


さて、今週もまた、NLPの基本前提について
学びを深めていきましょう!


今日は、「地図は、土地ではない」から派生した
五つ目の前提です。


■あなたは、この前提を見たとき、どんな風に感じましたか?


ある方が、この前提を聞いたときに
こんな質問をしたんですね。


「それじゃ、人間は空を飛べるんですか?」


もちろん、私たち単体では飛べません。


しかし、飛行機に乗れば、空を飛ぶことができます。



もっと昔のことに想いをはせると。。。
飛行機を発明した人が、
心から空を飛びたい、そんな気持ちを託して方法を探究していったとき、
人は、空を飛べるようになりました。


私たちも、このお話のように
自らの可能性というものを内側に持っていて
それを外に表現する力を持っているということなんですよね。


ただし、大切なことは
人から与えられた達成ごとよりも
本人が心から手に入れたいという達成ごとのほうが
この前提は、効果があるようです。



■リソースとは、何でしょうか?


先ほどのお話で言えば、「空を飛ぶ」ためのリソースとは?
飛行機です。

また、飛行機が空を飛んでいたとしても、乗ろうという気持ちがなければ、
リソースを活用できませんね。
大きい意味では、こうした「乗りたい」「飛びたい」という気持ちもリソースになります。

現代では、飛行機に乗るために、空港に行って、検査を受けて、というようなことも知っておくと便利ですし、海外に行くことになれば、パスポートを取らなければならない、という知識も必要です。
こうしたやり方や知識というものも「リソース」になります。


このように、リソースは
飛行機のように、自分の「外側」にあるものもあれば、
自分の気持ちや知識のように、自分の「内側」にあるものも指します。


リソースとは、直訳すると、資源・材料・財産などの意味があります。
これを、もっと砕けた言い方をすると、
「役に立つもの」とか「支えるもの」というような意味合いになります。



つまり、あなたの内側と外側すべてにリソースというものが
存在しているのです。
そういう意味では、リソースというのは、
かなりたくさん存在していますが、
私たちは、それらを見ようとしていないのです。
もしくは、見えていないだけなのです。


NLPでは、あなたが本当に達成したいことがあるのであれば
リソースというものは、どこかに必ず存在するし、
もし直接、手に入れることができなくても、
手に入れるための方法というものをリソースとして持っているんですよ。
それを発見していけば、あなたが達成したいことに近づいていきますね。ということなのです。

コーチングでいう「答えは、あなたの中にある」というのとかなり近いかもしれません。



■例えば…

ミルトンエリクソンの逸話に有名なものがあります。
セントポーリアの女王というお話です。

ある男性がミルトンエリクソンのところにいって
このように言いました。

「叔母は52歳で、未婚です。楽に暮れせるほど裕福です。唯一の楽しみは、
監督教会へ行くことです。そこに友達はおらず彼女は決して誰とも話をしません。
抑うつ状態なのです。・・・ 叔母はこの九か月間、意気消沈しています。
叔母のために何かしてもらえないでしょうか。」


エリクソンは、たまたま近くに寄ることがあったので
彼女の自宅まで訪問しました。

そこの自宅に寄ってみると大変見事なセントポーリアが咲いていたのです。
彼女は、園芸を嗜むのでした。

彼女は、こういいます。
「私は、不幸です。お金もあるし、立派な家もあるけれど
ココロの中は空っぽです。」


そこで、エリクソンは、二つのお願いをしました。
1つは、様々な色のセントポーリアを育ててください、ということ
もう1つが、監督教会に行って、名簿をもらってきて誕生日順に名簿を整理して下さい。
ということでした。


彼女がそれができたころに、エリクソンはさらにもう1つ
お願いをしました。

今度は、誕生日が来た方に、あなたが育てた花をカードを
添えて贈って下さい。ただし、あなたの名前は伏せておいて下さい。


やがて、教会の仲間内で、誕生日なると贈られる花が
とても人のココロをなごませると評判になりました。


やがて、一人の女性が、叔母さんの家の近くを通り
彼女がセントポーリアを育てている姿を見つけました。

それからというもの、
たくさんの人が、彼女の家に訪れては、話をしていくことに
なりました。

彼女は、もはや一人ぼっちでもなく、
町の中で、誰しもに感謝される存在になったのでした。


そして、彼女が70代で亡くなった時
教会では、「セントポーリアの女王」として、
これまでにない盛大なお葬式が行なわれたということでした。



■彼女の地図には、セントポーリアや教会というものが
 彼女の手に入れたいものとはつながっていませんでした。
 
 彼女の既にやっていることを利用して、
 ミルトンエリクソンは、彼女の目的につなげていったのです。

 つまり、難しく言えば「組織化」したのであり、
 それらを彼女の手に入れたいものにつながるようにリソースに
 変えていったのです。(魔法のようですね♪)


 NLPは、こうしたミルトンエリクソンの姿勢や考え方という
 ものを継承しています。
 
 私たちは、何か目標を達成しようとするとき
 現状とのGAPに目がいってしまい、
 「○○がない・・□□が足りない・・・△△とは関係ない・・・」というような目で
 その隙間を見てしまいます。

 しかし、今あなたの周りにあるものについて、
 「あなたが達成したいことについて役に立つことはないのか?」
 「これをどう使えば、このGAPが埋まるのか?」という視点で
 物事を見て、考えて、感じてみてください。

 そこに存在することもあるし、あなた自身が働きかけ
 作り出していけることがあるかもしれません。


 こうした前提をもって、いくつかのリソースを発見したとき
 あなたは、この世界が、もしくは自分自身が、
 以前よりは豊かな存在だったと気がつくかもしれません。


 それは、相手をサポートするときの支援者の心構えにも
 通ずるところです。

 相手の中に、きっとリソースがあるという前提で話を聞けば
 何かが相手の内側から聞こえてくるはずです。


■NLPのトレーニングでは、
 自分に対して、そして相手に対して関わるときに
 このリソースをどんな風に発見していくのか、活用していくのかを
 様々なスキルを通じて経験していきます。
 先ほどの問いかけレベルではなく、あなたのココロと身体を通じて、
 深いところからこれはリソースなんだ、と思える変化を作り出します。

 
 NLPが伝えたいことの一つは、こうしたあなたがリソースを
 引き出していくパターンを習得することです。

 パターンとは、
 よく例えられるように魚を与えるのではなく、
 魚の釣り方を教えるのと同じで、
 仕組みや「学び方の学び方」や「答えではなく、その出し方」のようなものです。

 それを覚えておけば、1つの環境だけでなく
 複数の環境の中で活用することが可能となるのです。



それでは、次回は、
前提に挙がっていた最後の

「変化は、地図が豊かになった結果である。
 だから、彼らが、これまで以上に選択肢があり、これまで以上にリソースを
 使えるのである。」


ということについて、お話したいと思います。


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2008年12月01日

人々は、彼らの地図の中で、可能な限り最善の選択をしている。

こんにちは!NLP Fieldの酒井です。
今日もこちらにお越し頂いてありがとうございます。


今週もまた、NLPの基本前提について
学びを深めていきましょう!


今日は、「地図は、土地ではない」から派生した
四つ目の前提です。



■あなたは、人生を振返って後悔していることはありますか?

あの人に自分の気持ちを伝えておけばよかった。
あの時に、会社を変えておけばよかった。
あんなことしなければ良かった。

やったこと、やらなかったこと
たくさん後悔することを持っているかもしれませんね。


私の場合は、自分の行きたい大学に行けなかったこと。

何時までも自分が行った大学のレベルで自分を判断してしまって
自分ってこんなレベルなんだよな。。。
なんて、ずっと後悔していた時期がありました。

だから、自分より他の大学の人を見ると
なぜか萎縮してしまったりして。



当時、私は行きたい大学があって猛勉強していました。
現役で受かったのは滑り止めの大学。
浪人生活にも憧れて、一浪しました。

浪人のときの大学受験の時に、
私にとっては驚くことが。
試験日直前に、急性腹膜炎になって、入院する羽目に。

病院で手術を受けて
そこから大学受験をしていました。

さすがにこのときは、二浪も覚悟していましたが、
かろうじて、前回とは違う滑り止めの大学に合格しました。

しかし、その後のしばらくの人生は、敗北者のように
その結果を自分のランクにしていました。



■誰もがその時、最善の選択をしている。


このプロセスで、私はその大学に行きたくなければ
二浪を覚悟して勉強することもできました。

しかし、その大学に決めたのは、
こんな病気の状態になっても、支えてくれた両親がいたことや
当時、3人も子供がいる親にこれ以上負担をかけさせたくない
ということ。
また、浪人生活も自分が思っていたほど華やかなものでもなかったことも挙げられます。


あの瞬間の私の地図では、私が考えられる中でとりうる道を
いろいろと検討した結果、私はあの大学に行くことを決断しました。


■人は、何かを決断するときに、
 今の地図でわかっている中で、一番良い道を選びます。


時に、人から見ると
なんで「そんなこと決めたの?!」ということがあります。

でも、実は、その人の当時の地図では、
その決断が、いろんなことを考えてベストの選択だったのです。


私にとっては、両親のこと、これからの未来のこと
二浪することの人生のロスや周りの人からどうみられるか、、、
いろんな要素があって、決断したことです。


もちろん、冷静に考えるときもあれば、
何かの感情で興奮していて冷静でないときに、
狭い地図の中で、決断してしまうこともあるでしょう。


しかし、その瞬間には、その人にとって
得たいものを最大に得られる選択をしているのです。


それが、後になって、もっと他の選択肢がわかったり、
自分が成長したときの地図や理想としている地図を比べて
何であんな選択をしたんだろう、というのが「後悔」のしくみです。


■「後悔している」時、まずは、あの体験の中にもう一度入って
 自分は、その当時でベストな選択をしていたんだ、
 そう認識してみてください。
 それが受け入れられると、不思議とあなたの深いところで力が湧いてきます。


■私たちには、最善の選択をする力があるのです。

 そう受け入れることで、このことが認識できるのです。

 そして気づくのです。
 その時に足りなかったのは、単に選択肢の幅だけなのです。
 少ない選択肢の中から、私たちはベストな選択をし続けているのです。


 そうすると、私たちに疑問が起こってきます。
 豊かな結果を迎えるためには、どうすればいいのか?

 
 そこで出てくる答えは、こうなります。
 
 選択肢の幅を増やすために何ができるか、ということです。


 選択肢の幅を増やすためには、
 地図の領域を広げたり、深めたりしていくことです。


 そこにNLPの技術が役に立つわけです。

 NLPは、地図を変化させ、選択肢を増やす技術だからです。


■もう一度、あの時ベストな選択をしたことを認めて、
 今の自分だったら、どんな選択が取れたのかを確認してみます。
 
 私たちは、地図を参照して生きています。
 成長した今、もう一度、確認するんです。

 今の自分だったら、同じ状況でこちらの選択ができる。
 今は、そんな「自分」がいるんだ。
 その「自分」として、ここにいるんだ。 

 そのことを受け取っていって欲しいのです。


 あなたの人生で、こうしたことができるようになると
 あなたの中に、どんな風に自分を信じ始めることが
 できるんでしょうか?

 ぜひ、トレーニングの場で体感してみてください。


 次回は、私の大好きな前提。
 「人々は、物事の達成に必要なリソースは全て持っている。」


これについて、お話したいと思います。


_____________________________

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2008年11月20日

選択肢のある地図の方が、より役に立つ。

こんにちは!NLP Fieldの酒井です。
今日もこちらにお越し頂いてありがとうございます。


今週もまた、NLPの基本前提について
学びを深めていきましょう!


今日は、「地図は、土地ではない」から派生した
三つ目の前提です。


■この前提を簡単な問いに変えます。

 電車が止まったら、
 電車が動くのを待つ人と、
 乗り継いで別の方法を知っている人では、
 どちらが、目的地に早く着くのでしょうか?


■もちろん、うまく行っているときはいいんです。

むしろ、選択肢なんかないほうが、
悩まなくて済むかもしれません。


何かが上手くいかなくなったときに、
あなたは次の成長のはしごに足をかけます。
その時に、自分の地図の見方や考え方、感じ方に
どれだけ柔軟性が持てるか、ということなのです。


柔軟性を持つためには、次のポイントをヒントにしてみてください。
・自分を探求すること
・新しい体験をすること
・人の意見を一旦受け入れてみること


■意識的には、みんな頑張っている。

ある男性が、うつ病と診断されて会社を休むようになりました。

しばらく休んでいると、だんだんと自分が仕事をしていない
罪悪感に囚われて、家族にまた、仕事にいくと伝えます。

「だめよ。まだ、先生休んでなきゃいけないって言ったじゃない。」

妻は、夫の身体のことを心配して、伝えます。

夫は、前もこのような感じで会社に行って、
今回もうつ病になって戻ってきたのです。


「このまま休んでたら、会社をクビになってしまうじゃないか。」


「だって、この前もあなた会社に行って、少し楽な仕事をしてたら、周りの人から言われもしないのに「楽して同じ給料もらっていいよな」とかそんな声が聞こえてきたんでしょ。それで、また、休むことになったんじゃない!」

妻の声のトーンが高くなり、夫のプライドを刺激します。


「今度は、大丈夫だよ。。。」

ただ2回目ということもあり、夫もやや傷心ぎみです。



■選択肢が少ない地図は、ひとつの視点や解釈に囚われがちです。


「うつ病=会社の仕事を奪うもの」や「うつ病=負け犬」というような感じを持っていたら、
これは、選択肢の少ない地図です。

これは、うつ病という状態に対して、
社会のある見方しか適応していないからです。


例えば、うつ病ではなくて、
少し元気がおちている状態としておけばどうでしょうか?
元気が落ちていることで、
きっと手に入れているものがあるかもしれません。

今まで無理をしてきたから、
今度は、「無理をしないこと」や「リラックスすること」に
無理してみてはいかがでしょうか?


もしくは、病気をもらって、正式に休める時間としてみては?
さらにいえば、あなたの身体が、
あなたに何かを気づかせたいサインとして捉えてみたら?


そうすると、夫が、このうつという休みの機会に、
家で自分の時間がとれて、
これまで勉強できなかった技術に関する資格の時間が確保できるかもしれません。
(つまり、F1でいえばピットインの状態ですね)

もしくは、自分がうつになったことを使って
自分の心や人間の心理について、
学んでみる良い機会かもしれません。

普段、奥さんにお世話になっているのであれば、
家のお手伝いをする機会にもなるし、
夫婦でこれからどう豊かな未来を築いていくか
じっくりと話す時間ができるかもしれません。

普段できなかった、身体を動かせることから
始めてみるのもいいですし、

もしくは、現在の環境が悪いのであれば、
会社を辞めるという選択肢もあるかもしれません。


■直線がなくても、必ず迂回路はある。
 今の進んでいる道にストップがかかれば、
 他の道を探しなさい、という合図です。

 
 ある人が外で探しモノをしていました。
 
 そばに通りかかった人が何を探しているのですか?
 と尋ねると、

 「カギ」です。

 一緒に探していると、やがて日が暮れました。

 どこら辺に落としたのですか?

 「家の中です。」

 「どうして、それなら外で探しているんですか?」

 「この前は、外で見つかったんです。
  それに、家の中は暗いですから。」


 外が意識で、家の中が無意識であれば
 選択肢を広げる鍵は、あなたの無意識にあるかもしれません。

 意識的に、たくさんの方法を知っているのも良し。
 そして、無意識にある無限のやり方をいつでも引き出せるように
 しておくこともいいかもしれませんね。



それでは、次回は、
今日クライアントさんとセッションで話していた、
「人々は、彼らの地図の中で、可能な限り最善の選択をしている。」 
 
について、お話しましょう!


_____________________________

■NLP1dayレッスン 12月14日(日) 10時〜19時半
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  現在、キャンセル待ちになっています。ご了承下さい。

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2008年11月11日

「抵抗」は、相手の地図とラポールが取れていないというだけである。

こんにちは!NLP Fieldの酒井です。
今日もこちらにお越し頂いてありがとうございます。


今週もまた、NLPの基本前提について
学びを深めていきましょう!


今日は、「地図は、土地ではない」から派生した
二つ目の前提です。


「地図は、土地ではない」のところでお話したように
人々は、それぞれ各自が、各自の世界の地図を持っています。


私の大好きなDVDの1つにパッチアダムスというのがあります。

そのDVDの中で、
パッチアダムスが精神病院の経験から
自分自身が生きていく
本来の道を発見するシーンがあります。


プラクティショナーコースでもご紹介するのですが、
そのシーンというのが、
精神病の患者さんが、現実にはいないリスをみて
おトイレに行けない、というものです。

誰の目に見てもそこにはリスがいません。

しかし、彼の頭の中にリスがいれば、
現実の世界にいるものと捉えてしまうのです。


多くの場合、

良く見ろよ、
リスなんかいないじゃないか。


というのですが、
こういう対応をすると、
相手は「抵抗」を起こします。


その人の世界にとっては、
リスがいることが「真実」なのです。


■パッチアダムスはどうしたか?

相手に見えるリスの世界に入っていきます。

リスがいるぞ、気をつけろ!

そして、
彼が困っているリスを撃退しました。

そして、その間に、

今のうちに進め!!


と、トイレに行くように導いたのです。


つまり、相手の世界に同調して、
その世界にそった変化の仕方を起こしたのでした。



■これが、NLPが行ないたい変化の手法なのです。


これは、何も精神病の患者さんに限らず、
私たちの中にも起こっていることなのです。


例えば、あなたにとって
簡単な仕事を難しいという方がいます。


また、異性を例にとって見れば
自分はどうも好きになれない人を
別の人は、自分のタイプだ、お付き合いしたい、と
深く心から思う人もいるのです。


その時に、自分とは違うからといって、
自分の見方、考え方、感じ方(いわゆる自分の地図)を
押し付けると、相手の真実にそぐわないので、
相手は、あなたの話を聴こうとは思いません。

そこに、つながりがなくなってしまうのです。


■つまり、相手が抵抗しているということは、
 もっと、私の地図を理解して欲しい、という合図なのです。


あなたが、相手との話がかみ合わないとき、
相手があなたの言うとおりにしてくれないとき、

私たちは、

なんてわからずやなんだ、


と思いがちですが、

相手をサポートしたい、
相手が困っているときに変化を作るきっかけをつくりたい、

そんな気持ちがある場合には、
こちらからの話を一旦止めて、

相手の地図を理解するために、傾聴をする合図なんだと

捉え直すことが大切なのです。


■この相手の地図とつながる行為を通して
 信頼感や一体感を作り出すことを「ラポール」と言います。

 
ラポールは、フランス語で

「橋をかける」

という意味があるそうです。


つまり、ココロとココロに橋をかける

相手と自分の地図を共有する

相手の地図の中に、自分を置く


こうしたことが成立している状態を
ラポールがある状態といいます。


また、このラポールについては
詳しくお伝えする予定ですので、
今は、概念的にこんな感じで捉えておいて下さい。


■大切なことをもう一度繰り返すと、、、

 相手が、あなたの言うことやアドバイスを聴かないとき
 もしくは、相手と話がかみ合っていないとき
 
 それは、相手が
 
 もっと私の地図を理解して欲しい


 という合図なんだ、

 ということです。


 この合図を感じたら、
 今やっていることをとりあえず止めて、
 相手の話を傾聴する姿勢をとっていくことです。


 あなたが、相手の中にある地図に招かれたとき
 相手は、自然とあなたの話についてきてくれるはずです。


NLPでは、この柔軟性を理解し、実践できるレベルにしていきます。


あなたも、きっと頭ではこのことを理解できると思います。

しかし、日常の中では、
きっと、「何でこいつは、俺の話がわからないんだ」
そう思うことが多いと思います。


その時に、このことをぜひ思い出してみてください。

そして、いつでも柔軟に使えるように
NLPにトレーニングしにきて下さい。


次回は
「選択肢のある地図の方が、より役に立つ。」

について、お話しましょう!


_____________________________

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2008年11月04日

あなたのコミュニケーションの目的が達成されたかどうかは、相手の反応でわかる。(2)

こんにちは!NLP Fieldの酒井です。
今日もこちらにお越し頂いてありがとうございます。


前回までは、NLPの基本前提について
お話してきました。
その中で、「地図は土地ではない」について
取り上げました。

また、「地図は土地ではない」という前提から
いくつか前提が派生しているので、
そのことについて、説明をしています。


今回は、
あなたのコミュニケーションの目的が
達成されたかどうかは、相手の反応でわかる。

の2回目です。



この前提は、どこから来ているんでしょう?

おそらくミルトンエリクソンの心理療法の姿勢と
ゲシュタルト療法のフリッツパールズからが
主な背景になっていると思います。


ミルトンエリクソンの小さい頃のお話

道に乗せて歩かせよ。

エリクソンが17歳の少年時代のときのお話。

17歳のとき、エリクソンはポリオにかかりましたが、
それ以前は本当に健康で行動的な少年でした。(中略)

エリクソンと友達はその時、ある知らない場所にいました。
田舎道を歩いていると、
明らかに乗り手を振り落としてきたと思われる馬がいました。

馬の手綱はたれていて、とても扱いにくそうです。
エリクソンと友人は、その馬を農家の中庭に追い込み、
落ち着かせました。


それから、エリクソンは

「僕は、この馬に乗って、飼い主の家に連れて帰るよ。」

と友達に話します。


友達は

「誰の馬かわからないじゃないか?」

と聞き返します。


「いいから任せておいて」

というと、彼は馬に飛び乗りました。


中庭をでて、馬を右回りさせて道路の方に向かわせます。
そして、「どうどう」と拍車をかけて、道に戻しました。


こうして、道を下っていると、
時々、馬は道草を食べようとします。

すると、エリクソンは「どうどう」と馬を道に戻します。


その道を数マイル下っていくと、
馬は向きを変えて、
ある農家の中庭に入っていきました。


農家の人は、その音を聞いて出てきました。

「これは、私の馬じゃないか。
 どうやって、うちの馬だとわかったんだ・・・
 うちの馬であることを知らないはずだが。」

「おっしゃるとおりです。
 馬をどこに行かせればいいかは知りませんでした。
 でも、馬が知っていたんです。
 僕は、馬に任せて道を走らせてきただけです。」

とエリクソンは答えました。



エリクソンは、この話をこういう教訓で締めくくりました。

「これが心理療法の進め方だと思うよ。」



■「地図は土地ではない」というキーワードから、
 あなたは、これをどんな風に解釈しますか?

 エリクソンは、
 その人が動くことが大切であり、
 それこそが、自分の仕事だと思ったそうです。


 エリクソンは、心理療法でよく相手の反応を観察しました。
 相手がこちらの意図通りに反応すれば、
 その反応を「増幅」し、

 もし、こちらの意図した反応と違えば、
 「柔軟」にそのやり方を変えました。


■ゲシュタルト療法のフリッツパールズの場合

フリッツパールズの場合は、
相手の言っていることよりも、
相手の無意識の反応に着目をして、
セラピーをしました。
(エリクソンは、そのどちらも利用しました。)


例えば、
「これは、あなたの本当にやりたいことですか?」

と尋ねたとします。


相手が、
「そうですよ」

と言ったとしても、


相手の身体反応が、

腕や足を組んだり、

頬をピくっと動かしたとき、


ゲシュタルトセラピーでは、
こちらの動きに着目します。


「今、おっしゃいながら、足を組みましたが、
 何度か、足を組んでもらっても良いですか?」

「どんな感じがしますか?」


ゲシュタルトセラピーでは、
身体と言葉に不一致感が感じられたときに、

その反応を「増幅」して、
相手の無意識の側面から
どんなものが生じてくるかを確認します。


そういう意味では、
両者とも、「無意識」にあるものを
洞察していたんですね。


このあたりも、まだまだ探求していけそうですね。


それでは、次回は、

「抵抗」は、
相手の地図とラポールが取れていないというだけである。


というものを扱っていきます。

これは、
NLPフィールドの基本前提には載せていませんが
受講してくれた人は、
読んだだけで納得してくれる前提ですね。


「抵抗」とは何か?
「ラポール」とは何か?


この前提からも触れていきたいと思います。


お楽しみに!



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2008年10月28日

あなたのコミュニケーションの目的が達成されたかどうかは、相手の反応でわかる。(1)

こんにちは!NLP Fieldの酒井です。
今日もこちらにお越し頂いてありがとうございます。

これまでは、NLPの基本前提の中で
とりわけ重要な
「地図は、土地ではない」ということについてお話してきました。


先日、夏に参加したリチャードボルスタッド先生の資料に、
いくつかこの前提に派生するNLPの前提がありましたので、
ご紹介したいと思います。

 ・人々は、それぞれ各自が、各自の世界の地図を持っている。
 ・地図は、地図以上のものではない。
 ・コミュニケーションで重要なことは、あなたがコミュニケーションを
  とった目的は、相手の地図からの反応でわかる。ということである。
 ・「抵抗」は、相手の地図とラポールが取れていないというだけである。
 ・選択肢のある地図の方が、より役に立つ。
 ・人々は、彼らの地図のかなで、可能な限り最善の選択をしている。
 ・人々は、物事の達成に必要なリソースは全て持っている。
 ・変化は、地図が豊かになった結果である。だから、彼らが、これまで以上に選択肢があり、これまで以上にリソースを使えるのである。



今日は、この中でも、次の前提を扱いたいと思います。

・コミュニケーションで重要なことは、あなたがコミュニケーションを
  とった目的は、相手の地図からの反応でわかる。ということである。



はじめ、この前提を理解したとき、私には”衝撃”が走りました。

コミュニケーションが苦手、という人には、こんなことを
想っている方はいないでしょうか?


自分の伝えたいことが上手く伝えられない。


私も実は、これが、ずっと抱いていた悩みでした。
会社生活でも、

「で、お前は何が言いたいの?」

とよく言われたものです。


だから、コミュニケーションは、いかに話すか、ということが
重要だと想っていたのです。


だから、この前提を理解したときには、コペルニクス的な大転換がありました。



■この前提は、どういうことでしょうか?


もちろん、話し方をわかりやすくするのはいうまでもありません。


しかし、いかに話が上手かったとしても、
相手に伝わらなければ、意味が無いのです。
話が下手でも、相手に伝わっていれば、こちらのコミュニケーションのほうが生産性が高いのです。


「伝える」と「伝わる」が違う、


と言われるのは、このためです。



では、どうしたら伝わったということがわかるのでしょうか?



■まずは、相手の行動に着目します。


例えば、あなたが部下に依頼したとします。

「明日の朝までに、この資料をお願いします。」


しかし、次の朝になっても資料ができません。

「どうして、資料ができていないんだ!
 今すぐに持って来い!」

と怒りながら、伝えることがあるかもしれません。


 「何で遅れたんだ」

 「すみません、顧客から急に電話が入ってきて。
  昨日の言い方では、そんなに重要でないのかと思っていました。」


こうした場合、このNLPの前提から見てみるとどうでしょうか?


この相手の返答は、こういうことを意味しているのです。


「あなたのコミュニケーションの意図を受け取っていませんよ、

 というフィードバック(結果)なのです。」



つまり、コミュニケーションの発し手として、あなたにも、相手が意図する行動を起こすようなコミュニケーションをもっと取る必要があった、ということなのです。


NLPでは、コミュニケーションの発し手に責任があると考えます。



そしたら、どうするか?


あなたの意図が、伝わったというフィードバックが帰ってくるまで、相手の地図にあうやり方が見つかるまでコミュニケーションをし続けるということです。



この場合は、怒るということで、この意図を達しましたが、
この前提を理解していれば、事前にお互いの関係性を良くするための他の選択肢が得られたかもしれません。



■相手の行動だけではなく、相手に表情や声のトーンなども手がかりになります。


あなたが、コミュニケーションを取っているとき、相手は、表情やボディランゲージ、呼吸や声のトーンなど、言葉以外のところでも、人は、常にあなたにフィードバックしています。


もし、あなたが説明をしていて、相手が理解していない表情をしていたら、どうしますか?


もし、この前提を理解していたら、
自分が伝えたから、理解しない相手が悪いという態度は取らないようになります。


では、どういう態度になるかと言うと、例えば

一度話を止めて、
「ここまで話して、理解できたところと、理解できていないところはどこかな?」

「ここまで話したことで、どれくらい理解してるか、私に話してもらえるかな。」

など、都度都度確認していくなど、対応を柔軟に変化させるようになるでしょう。



そこで鍵となるのが、繰り返しますが、
話しているときにも常に、相手をよく観察することです。



■なぜなら、あなたと相手は、理解する地図が違うのです。


たまたま同じ日本語を使っているので気がつかないかもしれませんが、同じ言葉でも人は理解することが全く違うことがあるのです。


「しっかりやってくれ」


という言葉を、


ある人は、期待されているから言われた。

ある人は、期待されていないから言われた。


と取るのです。



■お互いの地図が違う以上、
 すべてがミスコミュニケーションなのです。

 だから、人は自分と違う、ということを前提とすることが
 とても大切なのです。

 コミュニケーションは、ラテン語の由来は「共有する」こと
 
 これにも納得できますね。



■繰り返しますが、
 大切なことは、相手の反応を観察することです。



NLPプラクティショナーコースでは、
相手を観察することを、半日かけて行ないます。

あなたが無意識にやっていることで、
活用できることを、さらに洗練させていく。


NLPでは、とても重要なトレーニングの1つなのです。



次回は、さらにこの前提が、どんな背景から生まれてきたか
をお話したいと思います。


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2008年10月21日

地図は土地ではない(5)

こんにちは!NLP Fieldの酒井です。
今日もこちらにお越し頂いてありがとうございます。



これまで4回に分けて、
「地図は、土地ではない」という前提について
お話してきました。

読んでみると、あたりまえじゃん、っていうことばかりだったかもしれませんね。
しかし、日常の中で、このことを忘れてしまうことが結構あるのです。その時に、この前提が、自分の中に根付いていると、今まで、知らず知らずに引きずっていた問題が、いとも簡単に解決してしまうことさえあるのです。


さて、今日は、この「地図は、土地ではない」について、少々学問的な背景に触れながら、お話したいと思います。


「地図は、土地ではない」という前提は、一般意味論というものから生まれてきました。


◆一般意味論は、1919年頃からアルフレッドコージブスキーという方が提唱し始めた理論です。

簡単にいうと
人間の神経回路の使い方と、言語の使い方は、人の可能性を制限している、ということです。

これは、NLPの考え方の根底に影響を与え、メタモデルという言語パターンの発展の原点になった考え方のひとつでした。


「一般意味論」が生まれた背景は、第一次世界大戦が終わった頃でしたが、世界は、ドイツのヒットラーの台頭などで、第二次世界大戦への足音が聞こえていた時期でした。

コージフスキーは、そのことについていろいろと深く考えることがあったようで、特に、人間とは何か、ということについて探求していったようです。

そして、人間の持つ能力を人類の進化の方向に向けていくことを提唱して、「科学と正気」という著書で、この内容を一般意味論と名づけました。


具体的にすると・・・

●私たちは、物事を「抽象化」しすぎている。まず、そのことに自覚することである。


私たちは、物ごとに対して、いろんな見方をすることができます。

例えば、「あなた」という存在は(男性の場合)、文字通り、男性と見ることもできるし、成人としてみることもできるし、ビジネスパーソンや自営業者等としてみることもできるし、親から見れば、子供として見られることもできます。

と言うことは、こうした見方は、単なるラベルにすぎません。

しかし、私たちの人間関係において、ある側面(ラベル)に着目すると、それ以外のラベルを見ることはありません。

例えば、あなたが、上司にムカついていたとしたときに、
「むかつく上司」以外の側面、例えば、家庭では愛されている父親(ということもあるかもしれません)という側面には、目がいかないでしょう。


このように、私たちは、思考や行動において、ある側面だけ捉えたり(ラベル化)、抽象化して物事を捉えていきます。
一度、そうしたラベル化や抽象化をすると、そこに囚われてしまいます。


これは、特に、第二次大戦での「ナチス」へのラベル化が挙げられます。人間的には、どんなに素晴らしい側面をもっていたとしても、ユダヤ人とみなせば、そのラベルだけに同一化させて、他の側面は、全て気づかない事態になります。

そして、その先には強制収容所行き。。。


現代の私たちも、人から言われなくても
自分自身で、「自分とはこんな人間だ。」というのを形成して
同一化して、そこからなかなか離れられないでいることはありませんか?



コージフスキーは、こうした無用な抽象化を外すためにも、
様々な科学的手法を用いて、「抽象化していることを意識する訓練」をしたそうです。
「私は知らない、だから見てみよう。」というNLPでは、Know Nothingステイトとも取れる姿勢は、ここから通じているのかもしれません。 (ウィキペディア参照)


●私たちは、「時間を結合する」という力を持っている。

私たちは先達の知恵を、自分たちが経験しなくても活用していくことができます。例えば、コーヒーの作り方などは、(いろいろな説がありますが)エチオピアの少年が、コーヒー豆を食べたヤギが興奮状態になったことから発見されて、歴史を重ねて今のような製法が生まれてきたそうです。

私たちは、そうしたことを直接体験しなくても、コーヒーというものを飲むことができます。

一方で、「親から危ないから止めておきなさい。」「そんな馬鹿なことをしたら立派な大人になれないですよ。」ということから、小さい頃の抱いた夢や希望を断念した人もいるかもしれません。

こうしたことも、自分が経験していなくても、親の経験を推測して自分なりに思考して、行動をするということをやめることがあります。


こうして、私たちは、時間を越えて、コトバなどで知識を受け継ぐことができるのです。


●他にも要点がありますが、一般意味論では、こうしたことを理解しておけばいいでしょう。
(まだまだ、私も一般意味論は、かじり始めたばかりですので、
 あなたとともに成長していきたいと思っています。)

これらが、「地図は土地ではない」という背景に含まれる部分なのです。


私たちは、必ず神経経路と言語で形成した地図を構築します。
その地図が、現実と違えば違うほど、混乱することがあります。
その地図が、現実に近ければ近いほど、一致感がでてきます。


そのためにもコージフスキーは、すぐに自分の地図に同一化して即座に反応するのではなく、少し待って、いろいろな観点を持ってみよう、ということでした。
特に。白か黒かという二つの見方ではなく、灰色もあるし、灰色にもたくさんの濃度があるように、さまざまな観点で物事を捉えることや、

それさえも手放して、何も知らないという観点で物事を経験することを薦めています。



コージフスキーの一般意味論は、言語学でいわれる意味論とは異なり、今日ここまでお話してきた、私たちの現実への反応や意味のつけ方について、お互いの誤解を生むことや、事実を誤認することを避け、自分や世の中がより協力して、さらに良くなるように(彼のコトバだと、「正気」になるように)使っていくことを願って生まれてきたものなのです。

特に、コミュニケーションは、コトバを使ってお互いの意味を通じ合えるようにすることです。

しかし、その元になっている地図は、お互い全く違うわけですから、このことだけでも理解しておけば、相手と意見が多少違ったとしても、当たり前だということで受け止めておけば、精神的にもかなり楽にいることができます。

そこから、どんな風に、私たちが地図や意味を共有して行くのか、そのプロセスに意識を向けていくことができるからです。


NLPは、そうした考え方と共に、精神性も受け継いでいるのかもしれませんね。


PS
NLPは神経言語プログラミングと訳されます。
神経や言語で形成されたものが地図です。
私たちは、個別の地図の創り方を持っています。(=プログラミング)
つまり、神経言語プログラミングとは、まさに、あなたがこの世界に対してどんな地図を作るクセがあるのか、反応する癖があるのか、どんな行動や体験を意味づけするクセがあるのかを理解して、それに自然な変化を創りだす方法論なのですね。


次回は、NLPのまた、別の前提をご紹介したいと思います。
どんな前提が出てくるかは、楽しみにしていてください!

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2008年10月15日

地図は土地ではない(4)

こんにちは!NLP Fieldの酒井です。
今日もこちらにお越し頂いてありがとうございます。


これまでは、NLPの前提とはどういうものか?
詳しくはこちら

そして、その中でもとりわけ有名は

地図は土地ではない。
The map is NOT territory.

について、お話してきました。


その中でも、この言葉を理解するために
とりあえず3つの観点を持ってみてください

とお伝えしました。

1)地図の作成には、作成者の視点・意図が入ります。
  だから、基本的には主観的なものなんですよ。
2)地図は、簡略化されて作られています。大まかに捉えられています。
  だから、抜けていたり、大まかだったりすることがあるんですよ。

ということでした。

そして、今日は3つ目のお話をしたいと思います。



3つ目は、地図は、「気づかなければそのまま」ということです。


これは、どういうことかというと
私たちは、地図を一度創ると、そのままの状態で保存したがるということです。

これは、石井裕之さんがいう無意識の現状維持メカニズムにも通ずることです。

この表現は、とても素敵な表現ですね。


大切な言葉は、「気づかなければ」ということです。

簡単に言ってしまうと、
例えば、あなたは、初めて「みかん」という果物に出会います。

そしたら、おそらく誰かにこれは「みかんよ」と教えられます。
その後で、おそらくこれを「りんご」ということは無いでしょう。

また、歩くときにどちらの足を先に出すか、ということも
おそらく気づいていないでしょうが、だいたい同じ足を先に
出しているものです。


このように、
私たちは、生きていく経験の中から、より良く生きていくために地図を創ります。

そして、今度は、その創った地図を照らし合わせながら、
行動を起こしていきます。


◆さらに、具体的な例を挙げてみましょう。

昔、私はセルフイメージが著しく低いときがありました。

そのため、誰かが仕事を手伝ってくれたり、何か親切にしてくれたときに、

「すみません。」

という表現をしていたのです。


この「すみません」という表現は、自分が相手より、一段下に下りていく表現です。


このとき、私は自分のセルフイメージが低いことなど気づいてもいません。


気づかないうちに、こうした場所に自分を置く地図をもっていました。


ある時に、どうしていつも自分は卑屈な気持ちになるんだろう。と気づいたことがありました。
何か、周りにビクビクしている、そんな自分に気づいたのです。

そして、その時に使っている自分のことばに気づきました。


それからは、
同じく仕事を手伝ってくれたり、何か親切にしてくれたときに

「ありがとう」という表現に変えてみました。

ありがとうという表現は、自分の位置はそのままで、相手を一段上に上げる
表現です。


こうしていくうちに、自分の姿勢さえもが、猫背だったのが、徐々に目が上向きになり
胸が開いていったのを覚えています。



◆また、こうした例もあります。

誰か好きな人に告白をする場面や、自分がやりたいことをやりたいと周りに言う場面です。

「もし、そんなこと言って失敗したらどうなるんだろう?」

そんなささやき声が聞こえてくることがあります。

そんなときには、おそらく心の中の地図は、失敗している場面を想定しています。



では、この失敗する場面を想定するクセは、何時からつき始めたんでしょうか?

これも、人によって違いますが、子供の頃に何か進んでやったときに、失敗したと思った経験が
多かったか、それとも、周りの大人たちに、「ちゃんとやるのよ」とか、「危ないから(失敗したらかっこ悪いから)
止めときなさい」と言われたことが経験として残っているのかもしれません。



私たちは、繰り返し言われたことや、
失敗したときに、かなりの恥ずかしさやそれ以外の強烈な感情を受けたときに、それを鮮明に記憶していきます。


そうすると、私たちの地図の中にそのことが明記されて
いつでも私たちを守るために、毎回毎回、その地図が心の中に呼び起こされます。


そして、それは私たちの気づかないところで多大な影響を及ぼしています。



時に、病気や失恋等の外部からの強烈なインパクトで、内面の地図が変わることもあります。

よく、痛い目にあわないと気づかない、と言われるのもこのためです。


しかし、別に痛い目にあわなくても、変わることができればいいじゃないですか?

結局、私たちは、この現実を地図を参考にして、生きています。


ですから、その地図を変化させれば、現実など変えなくても、
私たちの認識が変わるのですから。


そうすれば、足りないと思っていたコップの水も、「まだ十分ある」というように
「自然と」思うことができるのです。


ちなみに、「自然と」を強調したのは、NLPはポジティブシンキングではないということです。
ポジティブシンキングの前提は、ネガティブな思考があるということですが、
NLPで目指したいのは、自分や人生に対して、自然にポジティブな態度が生まれて来ることなのです。



さて、次回は、この「地図は、土地ではない」ということを多少、学問的な背景から
さらに突っ込んでいきたいと思っています。



_____________________________

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2008年10月09日

地図は土地ではない(3)

こんにちは!NLP Fieldの酒井です。
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引越しのため、インターネットが使える環境に無く
ブログが遅れました。
今日から、新しい環境で、またあなたとNLPの学びを
深めていきたいと思います。


****


前回は、私たちがこの世界を理解するときに創る地図には
地図を創る作成者の視点や意図が入るのですよ。
というお話をしてきました。


●今回は、この前提のもう1つの側面である「簡略化」です。


これも、あなたが人に道をきかれたときのことを思い出すと簡単です。

もし、あなたが道をきかれたら、おそらくできるだけシンプルに相手に説明するでしょう。

例えば、「あそこにコンビニがあるので、あの角を右に曲がると、大きな道路に出ます。大きな道路に出たら、左側に進むと、信号が見えてきます。その信号を渡った左側に、お探しの場所があります。」


こんな感じで説明するでしょう。

図に描くとしても、道とコンビニと信号があれば、目的地を表示できます。


これを、「ここからマンションが3つあって、そこには家族で住んでいる方が10世帯、独身世帯が10世帯あるマンションなんです。そのマンションの先に、コンビニがあるのですが、これはセブンイレブンで、最近新製品にあるチョコレートが棚に並んでいるんです。。。。」等事実のすべてを詳細に話していたら、日が暮れてしまいます。


これは、何も人に説明するときだけに限りません。

例えば、

●●○○●●○○●●○○

○○  ○○  ○○  ○○


こうした図も、○を一つずつ見るというよりは、
●●や○○をまとまりとして捉えていくと思います。


つまり、簡略化することは、物事を効果的に進めるためには
必要なことなのです。



●簡略化しすぎることで生まれる弊害もあるのです。

一番よくある例が、一人ひとり個性があって違う存在にも関わらず、「あの人は、あの性格だから、○○さんと一緒よ。」と良きにつけ、悪きにつけ、ひとまとめにしてしまうことです。
もしかすると、その人には、その人の独自のよさがあるのに、それを見落としてしまうことになります。

また、自分自身にも同じようにしていることで独自の可能性の開花を閉じてしまうこともあります。


また、別の例としては、奥さんや恋人の髪型の変化や服装の変化に気づかずに、「あなたって私のことぜんぜん見ていないわね。」といわれることです。


私たちは、いつも見慣れていることや思い込んでいるものについては、簡略化して理解しがちです。
小さな変化が生じても、気がつかないことがあるのです。


まだ、これぐらいならかわいいものですが、
大きな簡略化になると、日々変化している会社の状況や、パートナーや子供の成長に対して、それに気づかずに
「どうせ、この会社は、何をやっても変わらない・・・」
「どうせ、あの人は、何をやっても変わらない・・・」

と言い始めていると、周りで起こっている小さな変化を捉えていないことを表明していることになりかねません。



私たちの地図は、現実とは違い、物事をやや大雑把に捉えてしまいます。
そのために、何かを省いたり、似たようなものはまとめてしまったり、自分に都合のいいように解釈してしまうのです。


何を省き、何をまとめ、どんな風に解釈するかは人それぞれ。
だからこそ、私たちの地図は一人ひとり異なってくるのです。


ここで私たちが日常で活かしていきたいことは、
自分自身が、どんなことを省きがちで、どんなことをまとめてしまって、どんな風に都合のいいように解釈しているかを知ることです。

それを知る方法は、周りの人の見方、考え方、感じ方を好奇心をもって理解することです。


そこに、人と自分の違いがあります。
そこから、きっかけがつかめるはずです。

そして、人と自分を比べるのではなく、そんな理解の仕方があったのか、と知るだけで十分なのです。



さて、いよいよ次回は、「気づかなければそのまま」について
お話したいと思います。


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2008年09月17日

地図は、土地ではない(2)

こんにちは!NLP Fieldの酒井です。
今日もこちらにお越し頂いてありがとうございます。


前回から、基本前提とは何か?
そして、基本前提の中でもとりわけ有名な、


■「地図」は「土地」ではない。
  The map is NOT the territory.


について、前回は、簡単な導入をしてきました。


「地図」とは、もっと簡単にいえば何でしょうか?



「地図」とは、非常にシンプルな言い方をすると、
その人の物の見方、考え方、感じ方(とらえ方)です。



■その見方、考え方、感じ方には、その人特有の信念や価値観も関わってきます。


例えば、新しい家探し。

ある学生が、家を探すのに、生活の利便性は、コンビニが多いこと。会社に近いところがいい。というような想いで、ある街をみるのと、

ある主婦が、家を探すのに、教育面のしっかりしたところ、車通りも少なく、緑の多いところ。というような想いで、同じ街をみるのでは、


その街の現実のとらえ方が変わってきます。


例えば、三軒茶屋あたりを例にとると
学生にとっては、良い街でも、主婦の人にとっては、いい街とは言い難いかもしれません。


このように、生活の利便性は、コンビニの多さだというような表現を信念。会社に近いところがいいというような価値観によって、私たちの物の見方、考え方、感じ方は影響されてきます。


ですから、これらを「地図」に含めて、考えてもらってもいいでしょう。


つまり、「地図」とは、その人の固有のものの見方、考え方、感じ方であり、その人の信念や価値観でもあるのです。



■前回、「地図」には
 「作成者の視点・意図」・「簡略化」・「気づかなければそのまま」というような特徴があるということをお話ししました。


まさに、上記の例は、「作成者の視点・意図」が入っています。


つまり、引っ越しの例でいくと、私たちが世界を評価するのは、その土地が持っているものではなくて、私たちの「地図」の中にあるのだ、ということなのです。



例えば、あの上司ムカつく。といった場合、

本当に、あの上司がムカつく要素があれば、誰もが、その上司のことを知らなくても、「あの人、なんだかムカつくのよね」と言われるはずです。

しかし、現実には、そんなことはないですよね。


つまり、私たちが、外部の世界に対して
便利だの、不便だの、好きだの、嫌いだのというときは、その土地がそれを持っているのではなくて、あなたの地図の中にそれを誘発する何かがあるんですよ。ということです。


これは、土地や上司だけに限りません。
世界にある森羅万象のことに対して、一人ひとりのとらえ方、考え方、見方は異なるのです。


■私たちは、同じ土地に住んでいても、全く違う地図をもっているし、
 ある意味では、全く違う世界に住んでいるのです。


この「地図は、土地ではない」ということは



私たちに、他のとらえ方が必ずあるんだ、



ということを教えてくれます。



それと同時に、
私たちの内面で創り出しているものだから、



私たちの内面で変化させることが可能だ、



ということも教えてくれます。





さらには、
人とのコミュニケーションにおいては、


 私たちは、「違う」ということを前提に始める必要があるんですよ。



ということを教えてくれているのです。




コミュニケーションという英語は、ラテン語の「共有する」といいう言葉から生まれたそうです。





この前提を私たちが理解し始めると、
NLPという変化の原理や、コミュニケーションをどんな姿勢で臨んでいくと、これまでとは違う人間関係が創れるのかの大きなヒントのなるのです。



次回は、「簡略化」についてお話しましょう!


それでは〜