2008年11月04日

あなたのコミュニケーションの目的が達成されたかどうかは、相手の反応でわかる。(2)

こんにちは!NLP Fieldの酒井です。
今日もこちらにお越し頂いてありがとうございます。


前回までは、NLPの基本前提について
お話してきました。
その中で、「地図は土地ではない」について
取り上げました。

また、「地図は土地ではない」という前提から
いくつか前提が派生しているので、
そのことについて、説明をしています。


今回は、
あなたのコミュニケーションの目的が
達成されたかどうかは、相手の反応でわかる。

の2回目です。



この前提は、どこから来ているんでしょう?

おそらくミルトンエリクソンの心理療法の姿勢と
ゲシュタルト療法のフリッツパールズからが
主な背景になっていると思います。


ミルトンエリクソンの小さい頃のお話

道に乗せて歩かせよ。

エリクソンが17歳の少年時代のときのお話。

17歳のとき、エリクソンはポリオにかかりましたが、
それ以前は本当に健康で行動的な少年でした。(中略)

エリクソンと友達はその時、ある知らない場所にいました。
田舎道を歩いていると、
明らかに乗り手を振り落としてきたと思われる馬がいました。

馬の手綱はたれていて、とても扱いにくそうです。
エリクソンと友人は、その馬を農家の中庭に追い込み、
落ち着かせました。


それから、エリクソンは

「僕は、この馬に乗って、飼い主の家に連れて帰るよ。」

と友達に話します。


友達は

「誰の馬かわからないじゃないか?」

と聞き返します。


「いいから任せておいて」

というと、彼は馬に飛び乗りました。


中庭をでて、馬を右回りさせて道路の方に向かわせます。
そして、「どうどう」と拍車をかけて、道に戻しました。


こうして、道を下っていると、
時々、馬は道草を食べようとします。

すると、エリクソンは「どうどう」と馬を道に戻します。


その道を数マイル下っていくと、
馬は向きを変えて、
ある農家の中庭に入っていきました。


農家の人は、その音を聞いて出てきました。

「これは、私の馬じゃないか。
 どうやって、うちの馬だとわかったんだ・・・
 うちの馬であることを知らないはずだが。」

「おっしゃるとおりです。
 馬をどこに行かせればいいかは知りませんでした。
 でも、馬が知っていたんです。
 僕は、馬に任せて道を走らせてきただけです。」

とエリクソンは答えました。



エリクソンは、この話をこういう教訓で締めくくりました。

「これが心理療法の進め方だと思うよ。」



■「地図は土地ではない」というキーワードから、
 あなたは、これをどんな風に解釈しますか?

 エリクソンは、
 その人が動くことが大切であり、
 それこそが、自分の仕事だと思ったそうです。


 エリクソンは、心理療法でよく相手の反応を観察しました。
 相手がこちらの意図通りに反応すれば、
 その反応を「増幅」し、

 もし、こちらの意図した反応と違えば、
 「柔軟」にそのやり方を変えました。


■ゲシュタルト療法のフリッツパールズの場合

フリッツパールズの場合は、
相手の言っていることよりも、
相手の無意識の反応に着目をして、
セラピーをしました。
(エリクソンは、そのどちらも利用しました。)


例えば、
「これは、あなたの本当にやりたいことですか?」

と尋ねたとします。


相手が、
「そうですよ」

と言ったとしても、


相手の身体反応が、

腕や足を組んだり、

頬をピくっと動かしたとき、


ゲシュタルトセラピーでは、
こちらの動きに着目します。


「今、おっしゃいながら、足を組みましたが、
 何度か、足を組んでもらっても良いですか?」

「どんな感じがしますか?」


ゲシュタルトセラピーでは、
身体と言葉に不一致感が感じられたときに、

その反応を「増幅」して、
相手の無意識の側面から
どんなものが生じてくるかを確認します。


そういう意味では、
両者とも、「無意識」にあるものを
洞察していたんですね。


このあたりも、まだまだ探求していけそうですね。


それでは、次回は、

「抵抗」は、
相手の地図とラポールが取れていないというだけである。


というものを扱っていきます。

これは、
NLPフィールドの基本前提には載せていませんが
受講してくれた人は、
読んだだけで納得してくれる前提ですね。


「抵抗」とは何か?
「ラポール」とは何か?


この前提からも触れていきたいと思います。


お楽しみに!



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